最も優れた者は天を師とし、
次に優れた者は聖人を師とし、
その次に優れた者は書物を師とす。
「言志四録」 佐藤一斎

何かを学ぶ時の喜びは、何物にも代えがたい。
特に、この世界の神秘。
その片鱗に触れた時、命が躍動する。

世界を周りながら、自分にとって「学び」は最大の楽しみだった。
それは、
世界そのものから与えられ、
人から与えられ、
文章から与えられた。

 

 

 

 

 

 

中でも、やはりこの世界を経験することから与えられる学びが、何よりも強く輝くものだった。
価値観をひっくり返されるような経験は、数年分の座学以上に自分を変化させるものだった。
その度に、視野が広がり、視点が増えた。
それは心を自由にし、自分の周りの世界を少しずつ代えていく力を与えてくれた。
だからこそ「旅」は素晴らしい学びの結晶だった。

誰かに何かを教えるなら、
知識を伝えるのも大切だけれど、
それ以上に、
経験から学ぶ力を伝えたい!
その楽しさと、価値を感じて欲しい。

そういう想いで開催した「旅学ツアー」
立志塾の一環で、自分にとって大切なものだった。

自分で旅をする力をつけてもらうために、
やり方を教えながら、必要なことは自分でやってもらう。
これを経験したら、次は一人でも海外を旅することができるようにするのが目的だった。

何人かの塾生と共に渡ったタイ。
本当にたくさんの学びを与えてくれた。
壮大な仏教寺院
美しい山道
竹でできた村々
像とのふれあい
急開発される都市
静かな島の浜辺
富める人と貧しい人

やはり感じることは多い。
本当にいい旅になった。

そして、最も嬉しいことは、
やはり一緒に行った仲間の笑顔と、学びの深さだった。
期待以上に多くを学んでくれた。
そして、世界と日本について、視点を増やしてくれた。

最高の幸せでした!
ありがとうございました!