『成長したい』『停滞を打破したい』
そう考える学生や若手社会人の方は多いと思います。

そもそも成長とは?
成長の根本的なカベは何か?
成長角度を上げるにはどうすればいいか?
をお伝えします。
*立志塾の脳科学講座を一部抜粋しています

【成長とは】
コンフォートゾーンを壊し、変化を生み出すことです。
成長角度を上げるには、自身のコンフォートゾーンを知り、壊し方を知るのが重要です。

<コンフォートゾーンとは>
安心感があり居心地が良いと感じる領域のことを指します。
例えば、毎日のルーチンや、仲の良い友達と会ったりすることです。

 

 

 

 

 

引用:https://www.motivation-up.com/motivation/comfortzone.html

<ストレッチゾーンとは>
コンフォートゾーンを出た領域のことを指します。
つまり、安心感や居心地の良さを感じる領域を出て、ちょっと不安やストレスを感じる状態です。

【成長の障害:なぜコンフォートゾーンを壊すのが難しいか】
人は恐怖、不安を避ける傾向にあるからです。
コンフォートゾーンを出て、未知のことや慣れないことに飛び込むのは不安を感じることが多い。
成長したいと思っていても、無意識に恐怖や不安を避けて、なかなかチャレンジや変化を起こせないというわけですね。

【コンフォートゾーンを抜け出すプロセス】
最も効果的にコンフォートゾーンから抜け出し、成長するための順序は以下です。
1.明確な理想像を持つ
2.デフォルトモードネットワークを活用する

なかなかコンフォートゾーンを抜け出さないのは、「抜け出す理由」が無いからです。
いまの社会では現状維持をしていても、何不自由なく生きていけます。
わざわざコンフォートゾーンを抜け出る必要性はそこまで無いわけです。
さらにほとんどの人にとって、コンフォートゾーンから出るのは不安ですから、
いっそう抜け出すのは難しいと思います。

「抜け出す理由」を作ってみましょう。
おすすめは自身の理想像を、可能な限り明確にすることです。
理想像を持てば、現状と理想のギャップも明確になります。
お、このギャップ埋めたいな。となるわけです。
これが「抜け出す理由」になります。

抜け出す理由ができれば、脳のデフォルトモードネットワークの出番です。

<デフォルトモードネットワークの威力>
これはなんらかの思考や関心や注意を伴わない、ぼんやりと安静状態にある脳が示す神経活動。
つまり、ぼーっとしている状態です。

すごいのはデフォルトモードネットワーク下では、複数の思考を並列処理できる点です。
はっきりした意識下では、せいぜい思考の処理は2つまでですが、デフォルトモードネットワーク下ではいくつも思考を処理できます。
ぼーっとしているときのほうが、意識がしっかりしているときより20倍のエネルギーを使っている理由ですね。

オリンピック金メダル獲得数23個で歴代1位のマイケル・フェルプス。
彼は13歳の頃から、自分が金メダルを取っている情景を明確に毎日イメージングしていました。
スタートを切ってから、表彰台に上がるまでの一部始終を毎日、五感で感じ取れるようになるレベルでイメージングしていたそうです。
常にデフォルトモードネットワーク下で、脳が金メダルを取るために必要な思考とシミュレーションを進めていたのです。
実際、決勝戦で飛び込んだ時にゴーグルが外れて視界ゼロの状態でも、見事1位になりました。
インタビューで「ストローク回数、ターンのタイミングなど必要なことは全てわかっていた」と答えています。

理想、目標が明確であればあるほど、デフォルトモードネットワークを有効活用できます。
明確であればあるほど、脳は思考するべきこと、取り組むべきことがはっきりわかるから。
脳スペックを圧倒的に活用できるわけです。

とはいいつつ、いきなり自分の理想像を明確にし、現状とのギャップを埋める行動を習慣化するのはハードルが高いと思います。

理想像を明確にするのも大切ですが、コンフォートゾーンを知ることも重要です。
日頃から変化を生み出すことを意識してみましょう。
例えば、いつもより0が一つ多い買い物をしてみたり、帰り道を別ルートにしてみたり。

しっかり把握することで、自分なりのペースでコンフォートゾーンを壊していくことができます。

【脳科学は役に立つ?】
脳科学をうまく使えば、自分自身の課題を明確にすることができます。

「変わりたいのに変われない」
「どう成長すればいいかわからない」
という課題を持っている人もいると思いますが、それは自分の現状を知らないからです。

脳科学では、今回のように「なぜコンフォートゾーンを抜け出しにくいのか」のメカニズムを知ることができます。
原因を正確に知ることで、効果的な課題解決に取り組めるようになります。

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